帰り来るのか
妾(わらわ)の可愛い籠の鳥

妾を裏切り
地の果てへと堕ちた小鳥
お前の流離った其の世界は
所詮、妾の指先の中

妾を問うか
我が鎖に縛られた小鳥

右目を奪い
運命を奪い
人の身には過酷な呪詛で蝕んで
裏切りの対価を与えたというのに


【懲りない、小娘ですこと】


だから可愛い、我が籠の鳥
何より美しい、妾の剣

おいで
這い昇ってくるが良い

【お前に、運命の帰結を与えてあげる】