此の地上に
問うべき相手はもう居ない
まるで灼けついた痕の様
此の身を染める暗い紅
刃から滴る涙と同じ
吹き消した命の名残の華
問うべき相手を総て消し
其の私が最後に辿り着くのは
彼の、女・・・
神々しい金の眸
常に無機質なままの美貌
罪と罰の鎖で
我が魂を縛り付けた、彼の女
天命と裁きの女神
古の大乱で功を上げ
神に封じられた英雄の成れの果て
地上で探せぬ答えなら
天上に昇り探すまで
嘗て、私が裏切った至高の女神
貴女が戒める此の鎖を辿り
此の刃で、貴女に問おう
“汝の選びし未来の姿、其の是非の如何や?”