今一度
英傑に、問う
今再び
英雄を、問う

出会いは紅い闇の中
絶えた命の散り惑う城
この瞬間を予感していたような
怜悧な、白皙の面

双眸に宿る光に
些かの迷いも、恐れも無く


“國を得し英雄よ、汝に問う”

“汝の描く未来の姿、その是非の如何や?”


静かな夜を閉じ込めた
その眸に、問う

“・・・答えを”

時代の狭間に生まれし、最後の英雄よ
私の命運は今、貴方の答えに託された