アレは、神を呪うモノ

敬虔な祈りと
厳粛な信仰と

それらスベテを、捨てた者

アレは、神を憎むモノ

血色の刃と
鮮赤の華と

純白の衣を其れらで彩り
漂う者


天命に見放された求道女
ヒトツしか無い蒼紺の眸が問う



“汝の描く未来、その是非の如何や?”


彼女の望む答えを出した英雄は
未だ、存在し得ないと云う