宵闇は 淡く澄んで
凛と鳴る・・・ 光、一筋
碧い風 抱いた月は
ユメに舞う・・・ 星屑を纏う
そっと伸ばす 指は傷つき 阻まれ・・・
されど・・・尚も、祈るように
空へ・・・何度も・・・!!
儚く散り惑う 白い久遠の果て
揺らめく陽炎の背を追う
透明な花びら 咲けない永久の花
・・・其の指に誓った、遠い記憶
薄闇は 蒼く溶けて
燐と逝く・・・夜ノ幻
淡い風 抱いて空は
刻<トキ>を告げ・・・ 色は変わりゆく
伸ばす指の先は 眩しく灼けつき・・・
されど・・・強く描く 未来
君は、羽ばたく・・・!!
咲けない花の侭 飛べない蝶の侭
駆け抜ける 君は 空の彼方・・・
咲けない花で良い 飛べない蝶で良い
此の腕で導く 空の果てへ・・・!!
透明な・・・ 儚い・・・ 咲けない永久の花
此の腕は君を護る為に
「咲けない君で良い 飛べない君で良い」
君だけに捧げる・・・恋の欠片・・・