・沙・羅 ...

花は舞う 華は歌う
桜が語る・・・

降りしきる薄紅
舞い散る想いは月に仄白く
鎖に繋がれて ...咲けない侭で ... 

さらさらと
歌う花の香り 祈る華の光り
香りが歌を奏で 光りは言ノ葉を織る

“ 散ればこそ いとど桜は めでたけれ うき世になにか 久しかるべき ”

人知れず散り逝く前に
せめて最後にこの歌を
枯れ朽ち果てる刹那で良いから 最後の言葉を

(どうか愚かと笑わないで わたしは唯歌いたいだけ)



月華桜舞 流離する孤影


舞 花 
   祈 華 風

桜幻想の十六夜 秘めたる想いの歌