静寂に揺れる慟哭は
凍えた漆黒に楚々と微睡み

心を閉ざし逝く沈黙は
無慈悲なまでに冷ややかで

ただ厭う
ままならず流れる天命を
羽ばたくことを許されぬ羽根は
闇に沈む褥で永久に眠る


此れが
終焉を迎えた世界の姿か・・・

崩れた石碑に、今も嘆きがわだかまり
古の墓標に未だ涙は乾かず残る


ああ・・・


あと幾つ、こんな崩壊を見届けるのだ・・・?