・沙・羅 ...

花は舞う 華は歌う
桜が語る・・・

黎明は薄く淡く
嗚呼、また幾度目かの朝の訪れ
貴女の指先で廻る月と陽の物語

漆黒の君
尽きせぬ想いと 数え切れないほどの想いと 
甘く殺める傷口を残して逝った 貴女

“ またや見ん 交野のみ野の 桜がり 花の雪散る 春のあけぼの ”

何時か何処かで 繋がれる日が来るのなら
もう一度出逢える地平線があるのなら
歌い継ごう 形になれないまま消えていった想いの全てを

(誰にも聞こえない歌 紡ぎ廻るは花の使命)



月華桜舞 魂の漂泊


舞 花   祈 華 風


桜幻想の十六夜 秘めたる想いの歌