凍えかけた両手繋ぎ
此の雪原 翔ていく
音の無い真白い道を
迷わぬよう 前へと

舞い散り出した華に
祈りながら其の眸(め)を見つめてた

解けない雪のよう
「あなただけが愛しい」
凍える心から
零れ落ちた真実





冷えた華奢な指が
重ね合わせた手に食い込む
強く握りしめる
想い 重ねられず凍てつく

降り積もりゆく雪が
祈る言葉 閉ざして抱き隠す

どうして 結ばれぬ
二人は惹かれあった?
声無き真実は
久遠の白に溶ける





舞い散り遊ぶ雪の
無垢な白が命を閉ざし逝く

目醒めぬ 夢の果て
二人だけの楽園
「誓おう、永遠を」
雪・十六夜 ・・・静寂








※微妙二次創作風味です・・・