※ 『』部分は語りです。
『生まれいずる焔
地平線を焼き尽くし燃える灯火
深紅なる暁闇、染め上げる姫君
・・・・・亞朱陽
其れは いと気高き永遠の黎明
月の恩寵の微笑みは今も・・・朝と共に・・・』
薄闇を灼いて
紅く燃える朝の陽
凍てついた闇の
蒼が 消えゆく・・・
巡る風車は
幾度 地平を抱きしめて
無限の旅の
記憶 繋ぎ ... 刻を辿る・・・
『清廉の焔
万物を抱いて渡る風
真紅なる東雲、咲き誇る姫君
・・・亞朱陽
其れは いと儚き至高の黎明
月の恩寵の慈愛と共に・・・繰り返される朝の中で・・・』
夜明け前に咲く
尖晶石の導
果てしない闇を
終わらせる 光りの詩<ウタ>は
歴史に灯り
楽園を識る因果律
旅の最果てを
染めて 彼方へ舞い上がる・・・
『・・・亞朱陽
君は 幻影を求めて流離う永遠の稀人
・・・亞朱陽
君は 面影を抱いて彷徨う永遠の旅人
暁闇と黎明に咲く刹那の姫君
君が朝の光に触れる其の瞬間に
世界は 歴史は 残された伝言の真意に気付くだろう・・・・』